キャンプ初心者の疑問:テントって何年くらい使うものですか?

テント

5年〜7年くらいで買い替えしている方が多いです

ロゴスの定番テントやおすすめを一挙紹介!設営やたたみ方も指南 | キャンプ・アウトドア情報メディアhinata

初心者の方の素朴なよくある疑問のひとつ「テントって何年くらい使うものなんだろう?」という事をよく聞かれます。

キャンプ用品の中で一番メインになる高額な買い物だけに出来るだけ長持ちさせたいですよね

使用年数だけでなく、1年に何回使うのか?という使用回数でも変わってきますので一概に「何年」という単位だけでは表現できないものです。

目安として一般的な事を書くなら

短くても5年、長くて7年くらい、というのが私の経験からお伝えできる耐用年数になります。

そして買い替えになる理由は色々ですが、一般的なことをこれから書いてみます

お子さんの成長、家族構成の変化で買い替え

出典:コールマン公式

お子さんが3歳位になって、手がかからなくなってくるあたりが「ファミリーキャンプ」のよくある始め時。初めてテント購入を検討する時は4人家族を想定した寝室3mクラスが大きすぎると感じるものです。さすがにツーリング、ソロキャンプ用は小さすぎて、中途半端な大きさ(寝室が2.5m四方あたり)のテントを選んでしまったりする方が多いと感じます

ここで中途半端なサイズで無く、最初からお子さんが大きくなっても使える大きめサイズを買っておけば、うまくいけばですが3歳の時に買ったテントでお子さんが中学1年になる13歳まで使えますよね

買う時にちょっとだけサイズが小さいテントを買ったからといって

  1. 設営の手間、簡単さ
  2. 購入する価格
  3. 持ち運びのサイズ

はそれほど大きく変わらないものです

こどもが大きくなってきて狭く感じるので買い替える、という方は非常に多いので

いまはちょっと大きいな、と感じるくらいの大きめサイズが長く使うには丁度よい

と思いますよ

出典:コールマン

寝室が広いファミリーキャンプ入門の人気モデルはこのあたりです(2023年8月現在)

ツールームテントの2大巨頭

ドーム型テントの王道

生地の劣化による買い替え

紫外線による劣化

テントに使用されているナイロンやポリエステル生地は当然ですが年数とともに劣化していきます。

(経年劣化)いちばんの原因は日光、紫外線を浴びての劣化。これは避けられません。

この劣化を遅らせるために各社のテント生地には「UVカット加工」が施されています。

それでも生地は日差しを浴びることで劣化していき、色あせてくるのは仕方の無いことです

スクリーンキャノピータープ2 170T11350J | アウトドア用品・アウトドアグッズの中古通販サイト【UZD】
古くなった生地の一例、色あせ、シワも目立ちます

この経年劣化は購入してからの年数ではなく、日差しを浴びた時間に比例しますから、たくさん使えば劣化のスピードは早まります

撥水、防水性能の劣化による買い替え

新品のときは気持ち良く玉のように水を弾いてくれる生地も、時間とともに劣化していきます。

撥水剤で回復させてもいつかは寿命がくるものです。

撥水(水をはじく)は生地の表面の加工による効果ですが、防水(水の侵入を防ぐ)は生地の裏面のコーティングと縫い目からの侵入を防ぐシームシール加工によるものです。

水のはじきが悪くなる以上に、この防水加工が劣化してくると雨水が室内に侵入してくる恐れがあるのですぐにでも買い替えが必要になってしまいます。

この撥水、防水加工の劣化の目安も大体ですが5年以上、10年未満くらいで限界を感じてくることが多いですね。ただ年に1,2回しか使用しない方はこれ以上長持ちする事は当然ありますよ

生地を少しでも長持ちさせるコツは、特別なメンテナンスではなく

  1. 必ず乾燥させて保管しておく、濡れたまま放置してカビたらお終い
  2. 汚れた部分は撥水性能がダウンします。汚れは拭き取りましょう
  3. 保管するときは湿気の少ない場所で直射日光は避けましょう

フレーム(ポール)は修復や買い替えで交換可能

生地と同じくテントを構成する重要なパーツのひとつであるフレーム(ポール)の破損も良くあるトラブルです。ただ意外と安価に修理、交換購入が可能です

テントのポール修理用スペアを買った : シーバス電脳日誌 ロードバイクでサイクリングも

なので、ポールの破損だけでテントの買い替えにつながるケースは少ないんですよ

ポールの破損を防ぐためには、しっかりとテントを張ることが一番重要になってきます

トレンドの変化による買い替え

キャンプ用品も家電ほどではありませんが進化、変化していくので今の最新モデルも5年後には時代遅れになっていることがあります。デザインやカラーリングも流行り廃りがあるものです

いま流行りのツールームテント

いまはツールームテントが最も人気です

少し前まではドーム型テントとスクリーンタープの組み合わせが王道だったんですよ

メーカーはユーザーの皆さんに、より快適に簡単にキャンプを楽しんでもらうために新商品を毎年投入していますから、5年もたてばトレンドが変化していることがあります

最近では7−10年前にドーム型とタープを買って使っている方が、「ツールームテントのほうが設営、撤収が楽で快適」といって買い替えされているケースが非常に多いです

買い替えの際はメルカリでの転売がおすすめ

いま使っているテント、タープがまだまだ使えるけどより快適にキャンプしたいので買い替える場合は「メルカリ」などのフリマサイトを利用して車の下取りのように転売されるのが良いと思います!

スノーピーク インナーテントの中古/未使用品を探そう! - メルカリ

リサイクルショップでも買取してもらえますが、買取価格は非常に安価です

テントを購入する時には、その先にメルカリで売却する事まで考えもしないと思いますが………

スノーピーク、コールマン、ogawaなどの人気定番商品の方がフリマサイトでも高値で売れやすいです

買う時に安いノンブランド、PB(プライベートブランド)は高値で売りにくいので買い替えの際にデメリットになりますので気をつけたほうが良いと思います

まとめ

  1. 買い替えサイクルは5年から10年未満
  2. 買い替えの理由はお子さんが大きくなって狭く感じることが多いので、最初から少し大きめが良い
  3. 生地の経年変化は避けられない、これの寿命も5年から10年が目安
  4. 5年くらいたつとトレンドが変わって新しいのが欲しくなってしまう
  5. 買い替えるときはリサイクルショップよりフリマサイトが高値で売却可能なことが多い

テントはキャンプ用品のなかでもっとも高額で大事な買い物です。しっかり良いお店で展示品を見て吟味して買いましょうね

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