ここ数年は初心者、エントリー向けのテント新商品が無かったスノーピークから2023年春になりますが待望の新商品が出ました
SDE-259
ランドネストドーム S
¥47,080(税込)
SDE-260
ランドネストドーム M
¥51,700(税込)
テント単体で大人2人での使用を想定しているSサイズと、3−4人家族での使用を想定したMサイズの2種類と、それに合わせたタープ単体
TP-870
ランドネスト タープセット
¥37,400(税込)
そして、それぞれのサイズのテントにこのタープがセットされた2品番が用意されています。
ランドネスト S テントタープセット(単体購入より7480円得)
¥77,000(税込)
ランドネスト M テントタープセット(単体購入より8800円得)
¥80,300(税込)
この記事では、この商品の良いところ、良くないかな??と思うところを紹介します!
メーカー公式の情報と他の方のレビューからの情報。そして現物を店頭で見た私の感想を書かせて頂きます
ランドネストの良いところ
ファミリーキャンプ初心者に丁度良い価格設定
このブログでは初心者ファミリーを中心にお話を進めていますので、ランドネストMに絞ってお話しします。
3−4人用でこの仕様(後から詳しく触れます)でタープもセットになって約8万円は十分に検討する価値があるテントだと私は思います。
昨年まで人気のツールームテントの2モデル、スノーピークエルフィールド、コールマンタフスクリーンツールームハウスエアーは値上がりして9万円以上しますので、少し出費を抑えてスタートしたいファミリーの方に検討されるモデルになることが予想されます
4人家族が快適に過ごせる寝室とリビングスペース
右上になるランドネストMの寝室サイズは
幅265☓奥行き265cm☓高さ160cm
メーカーの図面にあるように、小さいお子さん連れの4人家族なら十分ではないでしょうか。
ただし、お子さんが既に高学年で大きい、お父さん、お母さんが高身長、などなど広いスペースを希望の方は現物を確認して良く検討してみてくださいね、少し窮屈かなと思いますので。
窮屈感を感じた方はランドネストMはあきらめて、寝室スペースの横幅が300cm以上のモデルを検討した方が良いと思います
先程あげたツールームテントやアメニティドームLサイズ、コールマンタフワイドドームなどが代表的な300cm以上の寝室を持つモデルになります
同じスノーピークの「アメニティドーム」ともこれからは店で比較される事が増えるでしょう。
ツールームテントではありませんので、日除け、雨風をしのぐ「タープ」は必須。ゼロからキャンプを始める方は迷わずタープセットを選びましょう。
ふたりでのキャンプまでなら、かろうじてタープなし、前室部分のキャノピー(張り出し)を使用してキャンプ可能かも?といった感じでした
ここまで読んで、他のモデルも検討してみたい方は、こちらの記事も参考にしてください
オープンタープを張ることに抵抗が無ければ、コールマンの新商品「ワイドティピー3025」とヘキサタープのセットも予算6万円前後で検討される価値があると思いますね
価格帯を抑えて寝室を広くするなら、ポールがFRP(繊維強化プラスチック)のモデルを検討するのもアリです
テントのポールは安心のアルミフレームです
登山用テントで多く用いられる逆Y字型フレームをメインに採用。素早く自立させられるので、組み立てやすくスムーズな設営が可能です。さらにオートキャンプ用テントで馴染みのあるC型のフレームを用いて、空間を拡張、快適な居住性を確保しました。(公式より引用)
Y字のフレームは計3本で構成、前後を拡張させるÇ型のフレームは2本、合計5本。
これらのポールはすべて安心のアルミ素材です。
テントだけなら設営がとても簡単
テント本体側面の中央付近に見える逆Y字型のような特徴的なフレームは1つのフレームではなく、左右のVの字のような部分とI字のフレームの3つのパーツから構成されています。このV字部分があることで、ペグダウンしなくても自立させることができ初心者向けと言えるでしょう
この逆Y字部分
フレームとアウターテント(フライシート)のセッティングも、一般的なドームなどで採用されているピンをフレームの先に差し込む構造から、アウターテントのベロの穴にフレームを差し込む形になっているので、一度固定されれば外れてしまう心配がありません
そして、フライシートに前後の区別をもたせていないのも、開発者のこだわり。吊り下げ式のインナーテントは前と後ろ、どちらの位置にも付けられます。(公式より引用)
吊り下げ式インナーのテントなのでシェルターとして単体で使用可能
最近人気のツールームテント同様に、寝室は吊り下げ式インナーなので、簡単にとり外してシェルター単体としての使用も可能。
このランドネスト Mテントタープセットを買うだけで、
- テント&オープンタープのキャンプスタイル
- 大型のヘキサタープLでのデイキャンプ
- 吊り下げインナーを外したシェルターでのデイキャンプ
3通りのスタイルが可能って、なんだかとてもお得な気分になりますね
ランドネスト Mテントタープセットの良くないと感じるところ
良いところを大きく5つあげさせて頂きました。ここからはちょっと意地悪目線になって、不満な点を探してみました。
全くの初心者には設営は簡単とは言い難い
テントの前室が広そうに見えるので、
「タープは張らないで、ツールームテントみたいに使えないかな?」
と、思ってしまいそうですが
テント単体で寝室が付いた状態では、家族の人数分のイスでテーブルを囲んでというのは少し無理がありそうです。オープンタープを必ず張るしかありません。
このオープンタープですが、開放的、軽量などのメリットがある反面、設営の際にロープでうまく固定する作業が、角度、ロープの長さに最初は慣れなくてきれいに張るのにコツがいると思うんですよね……
お時間あれば、こちらのタープの記事をご覧ください
換気のメッシュが寝室出入り口と側面サイド以外は無い
低価格に抑えるために仕方のない事とは思いますが、メッシュにして換気を出来る箇所が、寝室の前後出入り口部分と側面サイドのみなんです。
例えばコールマン最安の「BCクロスドーム270」。2万円前後と安くても寝室天井部分にメッシュがあるんです
暑い夏の雨の日に、天井部に換気が出来ないので
「蒸し暑い」のは避けられないでしょう
あと、オープンタープなのでメッシュがたくさんあるツールームテントやスクリーンタープのように
「虫の侵入を防ぐのは期待出来ない」
も理解したうえで購入した方が良いと思いますよ。
テント、スクリーンタープを比較するときのひとつの目安になるんですが、
メッシュ部分が沢山あって、その分ジッパーも沢山テントに装備されると商品の価格が高くなるんですよ。
価格を抑えるためには、ここは犠牲になるのですが、換気のメッシュ(ベンチレーションと記載されます)が少ないと、暑い空気がこもって不快ですよ!
北海道内どこで見られる?買える?
スノーピーク直営店のサッポロファクトリーがまずはおすすめです。
スポーツデポでは大体のお店でスノーピークを扱っています
(店舗リスト)
札幌、旭川、苫小牧に店があるスポーツオーソリティも取り扱いありますね、
ゼビオは店によってあったり無かったり。
スノーピーク公式サイトで「北海道」で検索すると
そのうち専任スタッフがいるスノーピークストア(SPS)は札幌のみで4店舗(2024年10月現在)
しっかり接客を受けたい方は是非ここへ。
北海道の主要な街のキャンプ用品店選びは、こちらの記事も参考に
まとめ
スノーピークでは低価格のエントリーモデルでありながら、アルミフレーム仕様とお子さんが大きくない4人家族なら快適なスペースが得られるランドネストMセット
設営の簡単さは、個人の「器用、不器用」の能力にもよるので一概には言えないのですが、
ツールームテントに比べるとオープンタープを設置する手間がかかる
事は私は間違いないと思います。
簡単さと、スノーピークにこだわるなら、もうちょっと予算アップしてこちらがオススメかと感じます
エントリーツールーム エルフィールド
ランドネストMセットはこんな方にはオススメ
- オープンタープは何回も立てた事があるから苦にならない
- 3人家族だからエルフィールドほどのスペースは不要
- 新商品が欲しい!
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