キャンプを始めるファミリーの方のいちばんの不安が、テントを設営することでは無いかと思います。
初心者、未経験の自分たちだけで上手く出来るかな???
大丈夫です!ここで説明書には載っていない「コツ」「ポイント」を知って頂くことで、かっこよく、キレイなシルエットでテントが完成すると思いますよ!
テントの「張り」が弱いとポール折れの原因に
業界に働く夫から聞く話しでは、GWや夏休み明けは電話での問い合わせがすっごく多いんですって
- 「テントのポールが風で折れた」
- 「説明書通り使っているのに、1回でポールが折れた」
- 「周りは大丈夫だったのに、うちのテントだけ壊れた」
もともと不良品だった可能性もあるかもしれません、ただ、多分なんですけど
お客さま、皆さんの使い方
正しく、きちんとテント張れていたのかな???
と残念ながら疑問に思ってしまいます。
きちんとしたメーカーのテントであれば、そんなに不良品ばかりではありませんから………..
ちょっと極端な画像ではありますが、こんな感じの
ヨレヨレなテント、タープ
結構キャンプ場で見かけたりするんですよね。
ポールは絶対に折れないって事は無いですけど、そう簡単には折れません
ただ、ここまでヨレヨレだとテント本来が持っている強度をまったく発揮できません。強風にあおられてしまい、他の人が壊れないくらいの天候でもヨレヨレテントはあおられて、ポールが折れる可能性が高くなります。
それを防ぐために、
「しっかり」「ぴしっと!」
テントを張りたいものです
シワ無く「ぴしっと!」と「しっかり」と張るコツは、
ペグを打つ時にあります。
1箇所ペグを打ち、次の場所のペグを打つ際には
「しっかりと生地を引っ張り、シワを伸ばしてからペグを打つ」
それだけの事なんですが、説明書にそこまで細かく書いてはいないので、なんとなくペグを打ってテントを固定した「つもり」になってしまうんですよね。
1本、1本のペグを打つ際に、生地を引っ張り、テント全体が「ぴしっと!」キレイにシワ無く、美しいシルエットが出るように心がけて張ると
見た目だけでなく、強度もばっちりのテント設営が出来ますよ!
付属のロープはさぼらずに張りましょう
よほど適当なメーカーのテントで無い限り、付属品としてロープが付いています。
ドーム型テント、ツールームテントはポールを決まった場所に通し、立ち上げるだけで自立してしまうモデルが多いため、ロープ無しでも完成した気分になってしまいます。
ロープをビシッと張って更に強くテント、タープを固定する事でちょっとの強風ではびくともしない、安心のキャンプサイトが完成します
風が弱いままなら、ロープ無しでも何とかなりますが、
風が強くなってから、あわててロープを張りだすと大変。寝ている最中に強風になったりしたら、本当に最悪。
テントの倒壊、ポール破損に繋がりますから、油断しないでロープをガッチリ張りましょうね。
ゆるゆるに張っててはロープの意味がありませんからね!
きちんと張ってくれないと「結露」で室内が濡れます
テントを買った方、お店で展示を見た方は分かると思いますが
一般的なテントは寝る部屋になる「インナーテント」と、雨よけの屋根になる「フライシート」
の2層、2枚の幕で出来ています。
きちんと張らないと「結露」で室内が濡れる
この原因は、先に書いたように「ぴしっと!しっかり」生地に張りを出さずに
ロープも使わずに、外側のフライシートがヨレヨレで、インナーテントの生地に張り付いた状態になると…
皆さんの発する湿気(寝息、汗、室内の湿気)が、水分を外に通さないフライシートについて、ご自宅の窓と同じ様に「結露」してしまいます。
その結露した水滴がテント室内を濡らし、
「水漏れしている!」という苦情が良くあるのですが、ほとんどがきちんと張られていない事が原因の結露です。
参考記事:テントの結露対策について
出典:ナチュラム様
上手に張れば、フライシートとインナーテントの間に隙間が出来ますから、結露がインナーテントにつかず、湿っぽくなりませんよ。
まとめ
テントに関するよくあるクレーム、
ポールの破損と水漏れ(実はほとんどが結露の場合が多いです)
この問題の原因の多くは、
「ぴしっと」「しっかり」「ロープもさぼらず張って」
「インナーテントとフライシートの間にすきまをつくる」
この基本ができていなかった事が原因です。
これを読んでくださった皆さんは、なんとなーく適当にテントを張ってしまわないでポイントをしっかり実践して
美しいシルエットでハリのある、悪天候にびくともしないテント設営を
目指してみてくださいね!
オバちゃんのワタシに出来るんだから難しくないんですよ
テント選びはこちらの記事も参考にしてみてくださいね
テントを探している方に北海道のオススメのお店はこちらで
コメント