初めてキャンプを始めるファミリーの選択肢に必ずといって良いほどあがると思われる定番2モデルが
- スノーピーク エントリーツールーム エルフィールド
- スノーピーク エントリーパックTT
エルフィールドについてはライバルモデルになるコールマンタフスクリーンエアーツールームとの比較記事もよく読まれています
エントリーパックTTの特徴はこちらの記事で紹介しました
今回はこの2モデルで迷っている方に
- 寝室とリビングスペースのサイズ
- 設営の簡単さ
- 生地、ポールなどの素材スペック
- 換気性能、遮熱性能での快適さの違い
- どこのお店で見られるか?
- 価格、お買い得に買う方法は?
もしもツールームテントではなく「ドーム型」が気になっている方は、こちらもチェックしてみてくださいね
比較する前に2モデルの根本的な違いを説明します
エルフィールドは寝室とテーブル、椅子を置いてくつろぐ「リビング」が一体化したツールームテントです
エントリーパックTTはツールームテントではありません。
エントリーパックTTは寝室となるテントとリビングになるタープをそれぞれ独立して設営する必要があります。ツールームテントとテントとタープをそれぞれ張るメリット、デメリットはこちらでも詳しく書いています
いまキャンプを始める初心者の方の多くは(感覚になりますが7割、8割以上)ツールームテントを選択していると感じます。
価格差はエルフィールドが定価では33000円高くなります。生地やポール素材に大きな差は無いと感じますが寝室が広いこと、ツールームテントなのでリビング部分をメッシュ(網戸)にできたり完全にクローズして雨風をしのげるといった大きなメリットがあります。
まずはそこを理解したうえで比較検討してみてくださいね
寝室はエルフィールドが大きく、リビングはエントリーパックTTがタープを張るので広くなります
まずは寝室部分を比較してみます
エルフィールドのサイズです
インナーテント(寝室部分)は横幅最大315cm☓奥行き230cm☓高さ175cm
床面が台形の形状なので、縦に寝た場合は足元が狭くなっていきます。
3人家族ならかなり広々と、4人家族でも十分なスペースでゆったりと眠れます!
4人家族といっても、お子さんがまだ小学校低学年くらいまでのご家族ならかなりゆったり、お子さんが高学年で大きくなっている家族でもオススメできる広さです。
リビングスペースは全長から寝室部分を差し引いたサイズで幅380cm☓奥行き370cmはあります。家族4人がテーブルを囲むには十分な広さのスペースです。
次にエントリーパックTTのサイズです
寝室のサイズは、幅285☓奥行き220cm☓高さ150cm
エルフィールドよりも横幅30cm☓奥行き10cm☓高さ25cmがそれぞれ狭くなります。
価格が安いので狭くなるのは当然といえば当然です
狭くなってもメーカーの図面にあるように、小さいお子さん連れの4人家族なら十分ではないでしょうか?
お子さんが既に高学年で大きい、お父さん、お母さんが高身長、などなど広いスペースを希望の方は現物を確認して良く検討してみてくださいね、少し窮屈かなと思いますので。エルフィールドの方が寝室スペースは広くオススメになります
エントリーパックTTのリビング部分はツールームテントでは無いのでタープを張る必要があります。
広めの「前室」もありますが、ここで4人家族が過ごすのは少し無理がありますよ
オープンタープの記事で紹介させて頂いた「アメニティタープ ヘキサセットL」と、同じスペック有効面積は570cm☓500cmと十分な広さ。
メーカーおすすめの連結セッティングで、テントの前室部分がタープの入り口と重なる部分があるので4人での使用を推奨しているんでしょうね。
タープ単体なら3人ずつ向かい合って、6人での会食にもバッチリなくらい広いです。
サイズ比較まとめ
- お子さんが既に高学年で大きい、お父さん、お母さんが高身長、などなど広いスペースを希望の方はエルフィールドの方が寝室スペースは広くオススメ
- リビングはタープを独立して張るエントリーパックTTの方が広いですが、メッシュ、フルクローズなど虫除けや悪天候への対応ではエルフィールドが勝る
設営のカンタンさはツールームのエルフィールドが勝る
エルフィールド、エントリーパックTTのテントともにポールを差し込んだだけでは自立しないタイプの「トンネル型、カマボコ型」
トンネル型、カマボコ型のテントについてはこちらも参考にどうぞ
設営の比較まとめ
テント単体ではサイズが小さく、フレーム本数も少ないエントリーパックTTのテントの方が楽に設営できます。
ただし、リビング部分を確保するためにはエントリーパックTTは「タープ」を張らなくてはいけませんので、これを含めると圧倒的に1張りで完結するエルフィールドの方が楽だと言えます
設営時間はもちろん個人差が出ますがタープを張る分の時間、20−30分は違ってくるのでは無いでしょうか??
動画だけで不安な方は
アルペンアウトドアーズ発寒の設営会や、イベントでの設営実演を体験してみてはいかがでしょう?
素材のスペックは長く使うのに充分
ポールはともにすべて頑丈で長持ちする
アルミフレーム
価格の安いテントはアルミフレームでなく
FRP(繊維強化プラスチック)です。注意して見てくださいね。
生地もともに
外側のフライシートは75Dポリエステルタフタ
寝室は68Dポリエステルタフタ
床面は210Dポリエステルオックスフォード
耐水圧1,800mmミニマム
とまったく互角のスペックでした。
生地による優劣はありません。
快適性能はエルフィールドが上回る
エントリーパックTTのテントもエルフィールドもともに吊り下げ式のインナーテントなので、インナーテントを付けずにスクリーンタープとしての使用可能なのは同じです
同じように見えますが、大きく違う点が3つ
エルフィールドは前半分に冷気を遮断する「スカート」があり、早春、秋でも安心
サイドのパネルなどエルフィールドはメッシュドアがある
天井部のうえにもう一枚の幕「ルーフフライシート」があり、室内の保温効果と結露の低減効果があります
この3つの快適機能の違いは実際に使ってみると大きいですよ!
リアル店舗:どこに行ったら見られる??
札幌市内であれば、スノーピークスタッフの接客が受けられる
- スノーピークストア サッポロファクトリー(直営店)
- キャンパーズアンドアングラーズ北広島(2023年9月オープン)
- アルペンアウトドアーズ発寒
- 秀岳荘白石店
- コルソ札幌
まずはこの5店舗がオススメです!展示だけでなく、初心者に納得の接客をしてもらえると思います
北見市ならアウトドアフロスが一番おすすめ、次にスポーツデポ
苫小牧ならイオンモールのスポーツオーソリティがベスト
旭川、帯広、釧路では
スポーツデポが分かりやすいと思います。それぞれの街のおすすめストアはこれから追記していきます
価格と比較ポイントのまとめ
あらためて整理してみると
- 寝室サイズはエルフィールドが大きく、リビングはタープ単体を張るエントリーパックTTが大きい。ただしリビング部分はエルフィールドならメッシュ、フルクローズ可能
- 素材、スペックは同等レベル
- 設営の簡単さはツールームテントだけで済むエルフィールドが簡単
- 室内を快適に保つ機能はエルフィールドが上回る(スカート、メッシュ、ルーフフライシート)
価格差は33000円エルフィールドが上、その差額で
簡単設営、快適、寝室の余裕
といった価値が得られます
まずは予算を抑えてキャンプデビューしたい方はエントリーパックTTを選択するのもアリです
最後に:この2モデルを少しでもお得に買う方法
どちらにしてもキャンプ用品でいちばんの大きな出費、高額なお買い物ですから少しでも安くお得に買うチャンスがあれば知りたいですよね!お店のセール、ネット通販の価格変動は不定期なのでよくチェックしてみてください。
秀岳荘のLINEクーポン10%オフセール
以前はGWと10月の年2回、全品10%オフセールを開催していました。高額品の10%は大きいので大混雑するインパクトあるセールでした。
ただ2020年、2021年はコロナ対策で密を避けるために「LINEクーポン」をお友達登録している会員向けに配布する形に変わっています。
2022年4月から5月は全品10%オフセールが再開しています
ただ、現状(2024年2月)では定価販売だったスノーピーク商品も割引が当たり前なので10%オフでは魅力的では無いのが実状です。
アルペンアウトドアーズ発寒の10%ポイント還元セール
こちらも不定期ではありますが、キャンプ用品やコールマン商品とその時によって対象商品が変わる
「10%ポイント還元セール」
をちょくちょく実施します。値引きにはなりませんが、実質10%分の店内で使用できるポイントが入れば、それを寝袋やマットなど購入必須のモノに当てられるので値引き同様ですね。
スポーツオーソリティメンバーズ割引
こちらは不定期ではなく、会員にさえなってしまえば毎月の20日、30日感謝デーは10%オフです。
すぐに欲しい時はネット通販で
エルフィールド、エントリーパックTTとも楽天、Amazonで10%以上の割引も見られるので、お店のセールが待てない方、ポイントをお持ちでネットで購入したい方、接客や実物を見ることが不要な方は楽天、Amazonがおすすめです。
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