初めてキャンプを始める方から、買い替えの方まで幅広い層に支持されているコールマンの定番ツールームテントが「タフスクリーン2ルームハウス」シリーズです。
この記事では2023年モデルのタフスクリーン2ルームTX/MDXと定番人気モデル「ダークルーム」タフスクリーン2ルームエアー/MDX+の違いと、どちらを買うべきか?を書いていきます
いま買えるコールマンタフスクリーン2ルームの種類
現在北海道の店頭、ネット通販で買える一般的な現行モデルとしては
①タフスクリーン2ルームエアー/MDX+とLDX+「ダークルーム」と呼ばれる2モデル
②ベージュカラーで「ルーフフライシート」と寝室部分のメッシュ窓が無い、今は最安のエントリーモデル「タフスクリーン2ルームハウスMDX」
③ネット通販のみになりますがナチュラム社のダークグレーモデル
④スポーツオーソリティ限定モデル「アテナ」
⑤今回紹介する2023年モデルのタフスクリーン2ルームTX/MDX(テックス/エムディーエックス)
⑥2024年新商品のタフ2ルーム3025とタフ2ルームDX/3025
わたしが見る限りではこんな感じで合っているかなと思います(2024年6月)
タフスクリーン2ルーム TX/MDXの特徴は何か?
タフスクリーン2ルーム TX / MDXが他のモデルとまったく違うポイントはこのふたつです
本体フライシート生地が違います
いちばんの違いは本体フライシートの生地です。
「コットンのような風合いのテックスファイバーポリエステルにテフロン耐久撥水加工を施した生地を使用」
コールマン公式の紹介コメントのまずトップにくる文言です
テックスファイバーとは?どんな生地なんでしょう??
テックスファイバーはポリエステルなのに、まるでコットンのようなナチュラルな風合いです。通常のテントと同様に耐水圧2000㎜あり、雨の日でも安心して使用できます。 またコットンより速乾性に優れています。雨に濡れてもコットン生地より乾燥が早くカビの発生を軽減するため、メンテナンスが簡単な素材です。(公式より)
お店で実物を触りましたが、最近流行りだったコットン混紡(こんぼう)のような触り心地でありながら、コットンのデメリットである「乾きにくさ」が無い、初心者の方や面倒くさがり屋さんにはぴったりの商品ですね。
テフロン加工はフライパンなんかで良く耳にされますね。撥水性に優れたテフロンコーティングを施され、雨水を球体にして転がり落とし、水滴を弾いて乾燥時間を短縮します。(公式より抜粋)
この生地の特徴は、ほかのタフスクリーン2ルームには採用されていません。TX/MDXだけの仕様です
冷気や虫の浸入を抑える全周フルスカート
他のタフスクリーンツールームはすべて寝室部分には冷気を防いでくれる「スカート」の装備はありませんでした。寒さ対策よりも、暑さ対策、涼しさを優先しています。ですから早春や秋冬キャンプには不向きでした。
このスカートは暑い日には巻き上げる事も可能です。オールシーズン対応できますね
この全周フルスカートもTX/MDXだけの仕様です
タフスクリーン2ルームエアー/MDX+と変わらない仕様は?
まずはTX/MDXだけの仕様を紹介しましたが、次はエアー/MDX+と変わらないところを説明します
寝室もリビングも同じサイズです
家族4人くらいがゆったりと過ごせる寝室、リビングのサイズはまったく同じなので大きさで迷う必要はありません
フレーム構造が同じなので設営の簡単さもまったく同じ
タフスクリーン2ルームはポールを差し込んで立ち上げると自立する「ドーム型、クロスフレームのツールームテント」です。
設営に使用するポールの本数は、全部で5本と変わりありません。
設営時間は個人差もあるので一概には言えませんが、大体20−30分程度(ロープ張り除く)かと思います。
動画だけで不安な方は
アルペンアウトドアーズ発寒の設営会や、イベントでの設営実演を体験してみてはいかがでしょう?
ポールはカラーリングは違いますが安心のアルミ素材です
ポールはともにすべてのポールが(張り出し部分のキャノピーポールを除く)頑丈で長持ちする
アルミフレーム
価格の安いテントはアルミフレームでなく
FRP(繊維強化プラスチック)です。注意して見てくださいね。
テントの価格の違いを見極めるポイントはこの記事に詳しく書いております
結露を軽減するルーフフライ
付属のルーフフライをかけることで、フライシート内の結露を軽減することができます。 日差しの強い日にはルーフフライを使用することで温度上昇を抑えてくれます。
この仕様もエアーMDXもTX/MDXも共通です
タフスクリーン2ルームエアー/MDX+の方が良いところ
夏休みのキャンプしか考えていない!という方ならエアー/MDX+を選ばれるのはアリだと思いますよ
換気性能と遮熱性能で真夏の快適さが違う
この換気と遮熱(しゃねつ)機能「ダークルームテクノロジー」がTX/MDXを上回る性能を発揮します
日光をシャットアウトする加工がされた生地「ダークルームテクノロジー」で寝室が暑くなるのを防ぎます!!
北海道でも最近の夏は暑いですよね、キャンプ場では当たり前ですがエアコンは使えませんから気温をダイレクトに感じることになります。このテントの寝室は本当に真っ暗!!遮光カーテンの部屋で寝ている感覚、
実際の外気との温度差は体感ですが10℃くらいは違いを感じられます。逆に秋に異常に寒い、という事は無いのでご安心くださいね。
ダークルームテクノロジーに加えて、寝室部分のベンチレーション(換気するメッシュの窓です)の多さもエアーMDXが上回ります
画像の通り、寝室部分のサイドに開閉可能なメッシュ窓があるので、日中は開けておけば室内の温度上昇を防げますよ!
あまりに暑い夜なら開けて網戸にしておけば風が通りますね!これはTX/MDXには無いメリットです。
「タフスクリーン2ルームエアー/MDX+/LDX+」であれば、別売りにはなりますが換気させる電動ファン(4400円税込み)の取り付けが可能です!
もともと室内が真っ暗、日光をシャットする「ダークルームテクノロジー」のおかげで他モデルよりは涼しい事が売りの寝室。この電動ファン「リバーシブルファンベンチレーション」で強制的に換気させる事で、より速く涼しい環境を実現できるようになっています!
このファンは市販のモバイルバッテリーで動かすので、バッテリーを入れるポケットも天井部に付きました。
リアル店舗:どこに行ったら見られる??
札幌市内であれば、コールマンに注力している
- アルペンアウトドアーズ発寒
- 秀岳荘白石店
- フィッシュランドプラス美しが丘
まずはこの3店舗がオススメです!展示だけでなく、初心者に納得の接客をしてもらえると思います
北見市なら坂本ホーマアウトドアフロスが一番おすすめです
苫小牧ならイオンモールがベスト
旭川、帯広、釧路では
スポーツデポが分かりやすいと思います。それぞれの街のおすすめストアはこれから追記していきます
価格と比較ポイントのまとめ
「ダークルームテクノロジー」が暑さを防ぐというポイントは、エアー/MDX+が有利
フルスカートで冷気をシャットして春から秋までオールシーズン対応のTX/MDX
どの季節のキャンプに重きを置くか?
カラーリングがどちらが好きか?
選択ポイントはこの2点のみです
- サイズ
- 素材、スペック
- 設営の簡単さ
- 取り扱い店舗の多さ(多いほうがアフターも安心ですよね!)
はまったく同じ2モデルです。
メーカー希望小売価格(税込み)は
エアー/MDX+:¥109,780
TX/MDX:¥103,290
テックスファイバー生地、フルスカート、ダークルーム(遮光、遮熱)、ルーフフライ生地の有無、寝室メッシュ窓無しにこだわらなければベージュ色のモデルもありますよ
5万前後で買えてお買得感があります
テントと合わせて「マット」も検討しましょう
寝室といっても薄い生地一枚の床面、必ずマットを敷かないと良いテントを買っても快適なキャンプは出来ません
タフスクリーンツールームに合わせたマットはこちらの記事を
最後までお読み頂きありがとうございました!
まだ購入したいテントを絞りきれていない方は、ゆっくりと自分たちに合うテントを検討してみてくださいね
まったくゼロ、初めからキャンプ用品を買う順番はこちらをどうぞ
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