キャンプを始めようと思い立ち、まずはテントを買おう!とネットで調べたり、お店に見にいったりし始めた時に疑問に思う事のひとつに、
いろんなテントがあるけど、値段が高いテントと安いテントって何が違うんだろう???
例えば、家電。テレビだと大きさ(インチ)で価格差がついていますよね。あとは5K?とか画質のスペックがあるのでしょうか???
クルマもそうですね、大きさ、排気量で大体のランクが決まってきて、違うメーカーでもスペックが近いと価格帯が似ています。ノア、ヴォクシーとセレナ、ステップワゴンがライバルみたいな感じで。
テントもよくよく調べていくと、ある程度サイズやスペックが似てくると価格帯が近い事がお買い物をしているうちに分かってきますよ。
こちらに価格帯別にオススメをまとめています。
まずはサイズで価格が違ってきます
大きいと高い、小さいと安い。当たり前ですが大きい方が材料費(生地、ポール)がかかるので、家族向けの大型ファミリーテントの方が、小型のソロ、カップル向けよりも高額になりますね。
お店で展示されているテントを見て大きさを比較できる時は良いですが、
現物を見れずネット通販や、メーカーwebサイトの情報だけで大きさを比較する時は注意が必要です!
「4,5人用」などの人数表記はメーカーによってまちまちです
たとえばこの、キャプテンスタッグのツールームテント「6人用」と表記されてます
寝室に6人入っている図面も載せていますが、寝室サイズは290cm☓250cmです。
比較対象にこちら、コールマンのタフスクリーン2ルームハウス(ナチュラム限定モデル)
メーカー推奨は「4−5人」、図面では5人ですが、おすすめしているのは4人家族。
実際の寝室サイズはキャプテンスタッグより横幅が30cm大きい320cm☓230cmでした。
人数表記はまったくあてにしないで、必ずインナーテントのサイズを確認してください。
6人用の方が安いな、お買い得だな。と思ってしまうのは間違いだと言うことです!
気をつけてくださいね。
サイズ表記はインナーテント(寝室)表記するメーカーと、外側最大のサイズ表記するメーカーが混在しています
ネット通販ならページに書いてあるスペック表記、お店ならPOPやテントの箱でテントのサイズが確認できます。必ず確認してくださいね!
でもこのサイズ表記がメーカーによってまちまちなんですよ
たとえばこのキャンパーズコレクションの
サイズ表記は全体の最大サイズ:幅275×奥行435×高さ165cmしか表記が無いのですが、サイズ表の寝室だけよく見ると270cm☓270cmという事が分かります。
似たようなタイプのコールマンBCクロスドームの場合は、
■使用時サイズ:約270×270×175(h)cm
インナーテント(寝室)のみの表記で、逆に全体最大のサイズ表記はありませんでした。
これに気づかないと、実は寝室は同じサイズなのにキャンパーズコレクションの方が大きいテントだと勘違いされる方がいるんです。
テントのサイズ表記は寝室だけなのか?全体の最大サイズなのか?しっかり確認してくださいね
アルミフレームは高く、FRP(繊維強化プラスチック)フレームは安い
良いテントはアルミフレームです。丈夫で長持ちします。
ファミリーテントの相場だと、ツールームテントなら定価10万円前後
ドーム型で4−5万以上でしょうか
同じようなサイズのテントでもFRP(繊維強化プラスチック)だと、ぐっと安くなります。
アルミフレームに比べて強度が劣ります。強風時や経年劣化で折れる可能性は高まります。
ツールームテントで5万以下、ドーム型で2万円台で買えたりしますね
高ければ良い、は当たり前ですが。
もしもセール品、廃盤処分なんかでアルミフレームのテントがこの相場より安くなっていた場合は、お買い得!と思ってくださいね。
生地の質、メッシュの窓の多さも価格に影響します
最後にテントの大部分を占める「生地」と「メッシュ」部分です。
高くても、安くても基本的にナイロン、ポリエステルがほとんどです。(コットン、T/Cという素材もありますがここでは割愛します)
良い(高い)テントほど耐水圧が高い
テントの仕様のひとつに「耐水圧」という指標があります。
スノーピーク「エルフィールド」は本体/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1800mmミニマム・UVカット加工・テフロン撥水加工、
このキャプテンスタッグは、フライ:ポリエステル70D(耐水圧1,000mm)
価格なりの生地の耐水圧しかありません。豪雨だと心配かな。。。。。
良いテント(高額なテント)ほど耐水圧が高い場合がほとんどですね。
できれば耐水圧1500mm以上はあった方が安心と言われていますよ。
激安テントは床面がビニールシート生地のPEクロス
ツールームテントで3万以下、ドーム型で1万円台など、明らかに激安なモデルは床面の生地にビニールシートと同じ「PEクロス」を使っています。耐久性が格段に劣ります。
メッシュ窓が多く換気が良いとテントは高くなります
メッシュの窓、家で言うと網戸ですね。これが多いと高くなります。生地とメッシュの二層になる事、開閉するためのファスナーが増えることも価格があがる要因になります。
メッシュ窓が多いと、換気がよくなり室内が快適に保たれますのでサイズ、ポールだけでなく重要なポイントです。
生地とポールが良くても、換気が悪いと湿気、結露で不快ですよ。室内のお店では全く分からないので気をつけてくださいね!
まとめ
テントの価格に影響するポイントを書いてきました
- サイズ表記はメーカー表記に惑わされず、しっかり正しく確認!
- ポール素材は重要、必ず確認!
- 最後に開閉可能なメッシュ窓で換気の良し悪しを確認!
ここを比較できると、テントのコスパをしっかり判断出来るようになりますよ!
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